我々は商工会議所青年部のメンバーとして「次代への先導者としての責任を自覚し」、未来への方向性を示すと共に、社会や地域の発展に貢献するという使命があります。それは自社の為であり、そこで働く仲間、そして何よりも家族や子供達の未来の為であります。
近年は100年に1度の危機と言われた新型コロナウィルスのパンデミック、ロシアのウクライナ侵攻、急激な円安や材料価格の上昇による物価高騰など、我々の生活や事業に大きな影響を及ぼしました。そして、令和5年5月新型コロナウィルスは感染法上の位置づけが第2類から第5類へと変更され、これにより日常生活は徐々にではありますが制限された生活から通常の生活を取り戻しつつあります。しかし、この3年間の生活を取り戻すだけでは、「次代の先導者」としての責務は果たせません。我々はこの逆境をチャンスと変え、未来へ向けて一歩を踏み出し、そして、その一歩を足掛かりとして、さらに大きな舞台で飛び回り活躍することで、未来への希望や活力を得るのだと思います。
埼玉県商工会議所青年部連合会(埼玉県連)では、これまで35年間、20~40歳代の若手経営者を中心に、学びの場、交流の場として活動してきました。県内15単会1,600名を超える会員数は全国でもトップクラスであり、その会員数の数だけ新しいビジネスの機会があります。コロナ禍ではオンラインの拡大により生まれた機会もありましたが、反面、お互い顔を合わせて会っていれば生まれていたかもしれない失われた機会もあったのではないでしょうか。本年度はそのような失われた機会を取り戻すべく、埼玉県連のスケールメリットを最大限に活用し、研修事業、交流事業を行うことで、参加した会員同士の繋がりを深め、新たなビジネス機会の創造、自社の発展、我が埼玉の発展に繋げて行きたいと考えております。
また、令和5年度は藤澤会長の下、男女共同参画推進の為、新たに女性活躍委員会が発足しました。今年度も女性活躍委員会を中心に男女共同参画の価値を更に推進することで、性別に関係なく能力を発揮できる環境づくりに貢献し、埼玉県連としての価値の向上を図り、各単会での会員拡大にも貢献したいと考えております。
令和6年度埼玉県連は埼玉の誇りを胸に、県内15単会の為、会員企業の為、そこで働く仲間の為、そして、家族や守るべき人の未来の為に活動して参りますので1年間よろしくお願い致します。

令和６年度　埼玉商工会議所青年部連合会　会長
鈴木 浩和