REPORT
所沢YEGの活動報告
『RUN and GUN』
令和4年度会長 原 卓矢
この度、令和4年度所沢商工会議所青年部第24代会長を拝命いたしました原卓矢です。
私は所沢商工会議所青年部(以下、所沢YEG)に平成27年度に入会以来7年間、多くの先輩方や仲間と共にYEG活動を楽しみながら真剣に取り組んで参りました。そしてYEG活動を通じて多くのチャンスを与えて頂き、理事として先輩方や仲間の協力を仰ぎながら多くの貴重な経験をさせて頂きました。その経験により私自身の成長に繋がった事とともに所沢YEGに入会し大勢の仲間に出会えた事に大変感謝をしております。そして8年目を迎え、私自身卒業年度にあたる最後の1年をどのように締めくくるかを考え、後押しをしてくださった先輩方や仲間達、そして成長の場を与えてくださった所沢YEGへの感謝の思い、さらにこれからの所沢YEGを担っていく仲間達へ何か一つでも残し、伝えていきたいとの思いから、今年度の会長職をお預かりさせて頂くことにしました。
今年度、会員の皆様がYEG活動を行っていくうえで念頭に置いて頂きたい事の1つに【綱領】【指針】が大前提にあります。綱領・指針はYEG活動の大原則の考え方や我々の進むべき方向を示すものが記されています。YEG活動の中で迷ったとき、また行き詰ったときに再度読み返して頂きたいと思います。そしてもう1つ今年度皆様に強く念頭に置いて活動して頂きたい事があります。それは『楽しむ』と『真剣に』という事です。当然皆様がYEGに入会した理由も目的も違うかもしれません。一言で『楽しむ』と言っても人それぞれ楽しみ方が違うのは当然です。私は今まで私生活の遊びでもスポーツでも真剣に行ってきました。だからこそ、その全てが楽しかったと思っています。それはYEG活動においても共通するものであると感じています。今までのYEG活動を振り返ってみると、多くの仲間に出会い、人と人との繋がりから多くのものを学び、真剣に考え、動いてきました。その中で信頼関係が生まれ、本当の仲間と言える人達と共に活動してきたからこそ、このYEG活動が本当に楽しかったものと思っています。
さて今年度は所沢商工会議所青年部30周年記念事業を終え、新たな一歩を踏み出すこととなります。歴代の先輩方が築き上げてきた所沢YEGの歴史と伝統を次世代に繋げていく事が、我々現役メンバーの責務であると考えます。一昨年、昨年と新型コロナウィルス感染症拡大により、多くの事業が中止または延期を余儀なくされました。卒業年度のところざわまつりが中止になったり、準備してきた事業が直前で中止になったりと、悔しい思いをしてきた先輩方や仲間の顔を間近で見てきました。その中で前会長を先頭に出来る方法を模索し、我々は前に進んできました。今年度はワクチンの普及により少しでも普通の日常に戻る事を願っていますが、まだ我々にどのような未来が待ち受けているか分からない状況です。しかし我々はこの状況下のなか二年間考え行動してきた経験があります。今ある状況が日常であると考えて今年度の活動を進めていきましょう。
今年度の活動につきましては、4つの委員会【総務・広報】【研修・拡大】【サークル活動・交流】【地域交流・まちづくり】及び【渉外理事】埼玉県連出向理事で組織を構成いたします。そして次のように各委員会にテーマを設けました。
【総務・広報委員会】
毎月の理事会において多くの理事から意見をもらい皆で事業を作り上げられる活発で有意義な理事会への変身 テーマ『Change』
【研修・拡大委員会】
現在の会員数は74名とここ数年で最も少ない会員数となってしまいました。数年で会員100名に戻す為に一人でも多くのメンバー仲間を増やすと同時に会員の出席率の向上をめざす。 テーマ『One Hundred』
【サークル活動・交流委員会】
例会事業以外の部分でも、趣味の共通点からの会員相互の交流を図り、所沢YEGとしての結束力・団結力をより強固なものにする。 テーマ『One Team』
【地域交流・まちづくり委員会】
3年間中止になった「ところざわまつり青年部屋台村」を4年間の思いをもって
青年部一大事業としての開催 テーマ『Plus3』
【渉外理事】
令和8年度には埼玉県連の会長を所沢から輩出します。その為にも埼玉県連出向理事として県連との連携及び県連の活動を理事会等で報告することにより会員に県連の活動を知ってもらう。 テーマ『Road to 2026』
各委員会においては、副会長・委員長を中心にこのテーマを各委員会のスローガンとして活動して頂きたいと思います。各委員会の活性化が所沢YEG全体の活性化に繋がるものと思います。また各事業においても、最近の風潮として、事業を行う事が義務になってしまい、事業を行うまでの過程が疎かになってしまっているように感じます。YEGに代々受け継がれている言葉に「YEG活動に失敗は無い」という言葉があります。この言葉は、事業を行う上で皆が一生懸命考え動いて作り上げた事業は、結果よりもその過程が重要で、全てにおいて成功であるという意味だと思います。我々経営者は日々の仕事において、リスクマネジメントを考え、どうしても保守的になる事が多いと思います。しかしYEG活動においては、失敗のない活動であるのだから、もっと攻撃的で委員会色を前面に出した事業を行っていきましょう。そのような想いから今年度のスローガンを『RUN and GUN』とさせて頂きました。この言葉はバスケットボール用語で超攻撃型スタイルの事をいいます。今年度の所沢YEGスタイルは攻撃8守備2でいきましょう。そのほうが絶対に楽しいと思います。
この所信に記した事が、今私が会長職を預かる上での思いです。再度になりますが、今年度の活動においては『楽しむ』及び『真剣に』との言葉を念頭に置き、楽しいYEG活動を行いましょう。それによって会員(仲間)が増えていくものと考えます。また令和8年度には埼玉県連の会長を所沢から輩出します。その為にも、人材の育成と拡大をおこなっていかなくてはなりません。
最後になりますが、私は先頭に立ってリーダーシップを発揮するタイプでもなければ、雄弁でもありません。しかし言葉ではなく行動で示していきたいと思います。所沢YEGの為、会員の為、地域の為に全力で会長職を務めさせていただきます。歴代先輩方やこれからメンバーになる仲間達へ胸を張って『今の所沢YEGは楽しいよ』と言える一年にしていきましょう。その為にも皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。